エンジニアリング要素はないけど、ファイナンシャルプランナー3級を取得してみたときの振り返り

目次

いわゆるIT関連の業務に関わって10年以上になるけど、エンジニアリング以外の勉強もしたいなという思いが強くなって、
FP(ファイナンシャルプランナー)技能士の資格を勉強したときのお話。何とか3級に合格したので、受験後の感想などを備忘録として書いておきます。

ちなみに、著者は特にこの資格取得を通して転職したいとか、食っていくぞというモチベーションは皆無でした。
著者は社会人歴も10年以上経って、まわりの人が家を買ったり、親が亡くなって家を相続したりといった方などが増えてきたという状況だったのですが、
自分自身はそうしたライフイベントの変化があまりなかったので、いざこのような変化が起きると絶対慌てるだろうなあと不安を感じていました。
また、積立NISAやiDeCoといった老後の資金対策もやってはいましたが、ネットなどで断片的に調べていた知識だったので、
こうしたお金に関する知識を外から測定できる形で確認しておきたかったというのが資格取得の動機です。

1.試験前

まずは、FP技能検定がどのような試験でどのようなことを学べるかを確認しました。

人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」といいます。ファイナンシャル・プランニングには、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など幅広い知識が必要になります。これらの知識を備え、相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家が、FP(ファイナンシャル・プランナー)です。

ファイナンシャル・プランナー(FP)とは(日本FP協会)

FP資格
ファイナンシャルプランナーってどんな資格?取るとどんな魅力があるの?(ユーキャン)

上記の内容を見る限り、お金に関する相談に乗れる人として、モチベーション要件的には概ね満たせそうでした。
FP技能士に関するメモとしては、個人的にはざっくり以下のポイントをおさえておけばよさそうに感じます。

  • FP技能士は国家資格
  • FP技能士の有効期限はなく、更新は不要
  • AFP,CFPという民間資格は有効期限があり、資産相談などの実務を行っている人はこちらも必要になりそう
  • FP技能士の試験を実施しているのは、日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)と金融財政事情研究会(きんざい)の2団体
  • FP技能士の試験日程は、1月/5月/9月の4ヶ月周期
  • FP技能士の試験料は、学科と実技合わせて6,000円

1-1.試験範囲

午前の学科試験としては、以下の6項目です。

  • A ライフプランニングと資金計画
  • B リスク管理
  • C 金融資産運用
  • D タックスプランニング
  • E 不動産
  • F 相続・事業承継

午後の実技試験は学科試験の内容を使った問題がでてくるとのこと。

  • III 資産設計提案業務

3級 試験範囲(日本FP協会)

著者はiDecoなどをやっていたので、Cの領域については知識の下地はあったと思うのですが、 EやFの内容についてはほとんど調べたことがなかったので、どんな仕組みかを学ぶことができそうだと感じました。

1-2.試験合格率

社会人で業務を行いながらスキマ時間で勉強するという形になるので、
この資格がどれぐらいの合格率で、平均勉強時間はどれぐらいかを確認しておきました。

開催時期 学科合格率 実技合格率
2021/05 83.25% 76.65%
2021/01 87.92% 86.53%
2020/09 89.64% 88.04%
2020/05 中止 中止
2020/01 85.34% 79.45%
2019/09 78.09% 79.48%

FP技能士の取得者数 及び 試験結果データ(日本FP協会)

ファイナンシャルプランナー(FP)3級の試験に合格するために必要な勉強時間は、80〜150時間程度が目安となります。1日2時間勉強するのであれば、2〜3カ月程度の期間が必要になる計算です。ただし、これはあくまでも目安です。個人のライフスタイルや実務経験の有無などで、必要な勉強時間は変わります。

ファイナンシャルプランナー3級・2級の勉強時間の目安は?効率的な勉強法で試験合格を目指そう!(ユーキャン)

おおむね合格率は80%近くなので、ちゃんと勉強したら取得はできそうという感触はありましたが、
勉強時間はここまで必要なのかというのは少し不安に思いつつ、このあたりで受験してみることを決意。
ここまで調べておおよその作戦を立てた後は、日本FP協会ときんざいのどちらで受けるか決めて、受験申込を行うのみでした。

午後試験の内容が日本FP協会ときんざいで傾向が違うので、気になる方は問題集などで確認しておくとよいかもしれません。
(私はほとんど調べずに、検索で上位に出てきた日本FP協会の試験に申し込んじゃいました)

2.勉強方法

教科書は本屋で色々立ち読みしてみたのですが、結局一番メジャーらしい教科書と問題集で勉強することにしました。

試験約一ヶ月ぐらい前から、教科書を朝晩30分~1時間ぐらいかけて一通り読み終わった後、
最後の2週間で上記シリーズの問題集を解くみたいなスケジュール感で勉強してました。
当日の問題慣れするかどうかが勝負なので、今思えば問題集を解くタイミングをもう少し早めにすればもっと余裕があったかなと思います。

あとは、スキマ時間にYoutubeの動画を眺めてるとかはしていました。

最速簿記 / 最速FP(Youtube)

3.試験当日

指定された試験会場は駐輪場などがなく、駅から20分ぐらいは歩く大学だったので、本音としてはもう少し交通の便がいいところで受けたかった…
(居住地の都道府県を指定したのだけど、会場のチェンジは可能だったのだろうか)
なお、当日の受験者層を眺めている感じだと、大学生まで含めた20代ぐらいの比較的若い方が多かったかな?という印象です。

当日の試験時間は

  • 【午前】10:00~12:00(120分)
  • 【午後】13:30~14:30(60分)

というスケジュールなのですが、ちゃんと勉強してれば午前の問題は120minもかからないと思います。
私は試験開始60分後ぐらいには見直しも終わっていたので、途中退出して午後の問題を見直していました。

当日失敗したこととしては、電卓持ち込み可能というのを失念していて、試験中久々に手書きで筆算をしていたのと、
試験会場近くにコンビニなどがないため、昼食はレッドブルのみになってしまったことです。
電卓忘れたとはいえ、試験には一応合格できたので、ちゃんと筆算できてたみたいです。ありがとう義務教育😅

4.試験後の感想

試験に合格するとこのような賞状が送られてきます。久々に賞状をもらったので、少し嬉しかったです。 賞状

  • 楽しかったところ
    モチベーション的には概ね満足で、家庭でのお金に関する勉強ができたのはよかったです。
    ちなみに、午後の問題を読んでると、「この人の人生、かなり大変だっただろうなあ」と、人間ドラマを感じることができるのが地味に楽しかったです😊
    例)
    午後問題例
    この問題だと、「純一さん、一体どういった想いで相続放棄したんだろう?」とか。
    「長男Cさんが5歳のときに離婚したシングルマザーの方が老後の資産運用で相談してくる」といった、実際にありそうな家庭の話がでてきます。

  • いまいちだったところ
    個人的には、試験会場が選べないというのと、この資格自体で特に何かすごいメリットはないという点ぐらいでした。
    ただ、著者のモチベーション的には、別に金融関連の職種につくわけでもないですし、あまり大きな欠点には感じられなかったかなと。
    あとは勉強時間の捻出方法ぐらいですが、社会人は毎年年末調整や確定申告を行っているので理解しやすいでしょうし、
    少し勉強時間を捻出する時間を作るぐらいで大丈夫かなと想います。

5.このあと

FP3級を取得すると、FP2級の受験資格が得られます(厳密には、3級取得以外にも、実務経験などがあれば受験できる)
FP2級は法人に関する問題も出てきて、より知っておいて損はない試験範囲に感じたので、
業務の合間を見つけてFP2級を勉強することがあれば、別の記事でまた振り返ってみようかなと思います。

なお、FP技能士の試験に受かると、FP技能士カードを発行してもらえるらしいです。
2級以上は顔写真付きでちょっとかっこいいので、そういった意味でも2級は勉強してもよいかもとか思ってみたりw