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NewRelicのサブアカウント作成時に、知っておくとちょっとだけ得するTips

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1.NewRelicのマルチアカウント機能って何?

NewRelic APMのPRO版には、「Multi-account Management」という機能があります。
この機能を使うと、親アカウントの下に子アカウント作成することができるため、案件ごとの対応が必要な企業だとすごくありがたい機能です。

2.NewRelicのマルチアカウント機能のTips

2-1.アカウント名は他とかぶらない名前がよい

サブアカウントの作成は、以下の管理画面で行える。
subaccount_add.png

ただ、一般的な名前(例.hoge)とかでアカウントを作成すると、以下のようなエラー画面となってしまう。
アカウント名は先着順でNewRelic側に登録される模様。
subaccount_error.png

  • 意識しておくこと
    サブアカウントに限らず、NewRelicのアカウントは、簡単なアカウント名は他の人が登録する可能性があります。
    「案件名+会社名」とか、「案件名+連番」といった他の人とかぶらないような命名規約を考えておきましょう。

2-2.親アカウントと子アカウントで、ユーザアカウントの権限を変えられる

親アカウントと子アカウントで、それぞれ権限を変更することが可能です。
以下の例は、子アカウントに対し、Admin権限を付与したアカウントでの見え方になります。

  • 親アカウント account_parent.png

  • 子アカウント account_child.png

表で表すと、閲覧権限範囲は、以下のようになります。

ケース親アカウント管理者権限親アカウント閲覧権限子アカウント管理者権限子アカウント閲覧権限
親アカウントAdmin
親アカウントUser××
親アカウントUser+子アカウントAdmin×
子アカウントAdmin××
子アカウントUser×××
  • 意識しておくこと
    親アカウントと子アカウントで、誰がどのような権限で運用するかのイメージを描いておきましょう。
    特に、API KeyやLicence Keyの権限分けは、非常に有効な機能だと思われます。

2-3.各アカウント単位で毎週のSLAレポートが届く

NewRelicでアプリケーションを運用していると、毎週SLAレポートが届きます。
マルチアカウント機能を使っていると、このレポートも各アカウントごとに届くため、
どのアカウントで性能が先週より劣化しているかを各アカウントの担当者ごとに分析することが可能です。
slareport.png

  • 意識しておくこと
    パフォーマンスを継続監視することで、アプリのパフォーマンス劣化の予兆を早めにつかみましょう。

3.まとめ

NewRelicを無料でしばらく使ってみた後、NewRelicなしで運用できなくなっちゃったという方には、ぜひPRO版も使っていただければと!