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関西に帰省して一年が経ったので、近況報告を兼ねてふりかえってみる

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転職について

Classiの在籍ブログを書いた年に、Classiを卒業していました。

在籍ブログを書いた直後あたりに大阪に帰省することを決め、そこから今後どのような働き方をするかを考えていました。このブログは、Classiを退職した際に退職ブログを書くタイミングがなかったので、その代わりとして書いています。

今回の退職理由としては、プライベートで大阪に帰省するというイベントが発生したのが大きな要因です。ただ、ここ数年業務上感じていた課題感について、もう少し知見を広げてみたいという思いもありました。

リモートワークができなかったといった退職理由ではないため、リモートワークで仕事ができる会社として興味がある方は、Classiも候補に考えてくれると嬉しいなと思います。

Classiにいても大阪からリモートワークを継続することはできたのですが、社外取締役を務めたClassi小会社とClassiのシナジーを産み出したプロダクトが世に出るタイミングでもあり、業務上の区切りがよかった点と、知人が所属する会社でエンジニア教育事業を始めようとしているらしいという話を聞き、そちらの業務内容に興味を持ちました。

Classiではエンジニアリングの課題も見つつ、学校教育市場特有の課題を見ることができ、すごく社会貢献を行っている実感もあったのですが、小会社のクラウドエンジニアの育成やグループ全体としてのエンジニア採用活動などは課題として残り続けていました。

そのため、学校業界と教育系SaaSの運用からは離れて、もう少し幅広い業界を見つつ、国内のエンジニアリングスキルの底上げおよび人材流動性を高めることについて考える機会が得られるのではないかと思い、転職を決めたという流れになります。

プライベートについて

  1. 結婚した
  2. 祖母が亡くなった
  3. コロナに罹患した

この一年での大きなエピソードとしては、この3つでした。

プライベートでのエピソード3つ

結婚

今回の転職での大きな要因であり、名字も妻側の姓にするという経験をしたので、これはかなり大きな変化でした。 名字を妻側の姓にした理由は色々あるのですが、夫婦で協力して今後の人生を歩む上で、共働きになる妻側の事務手続きや心理的負担を少しでも分担できればよいなという思いがありました。

日本の婚姻制度で、夫側が妻側の姓にするのは4%程度とのことです。

平成28年度 人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計」の概況 (厚生労働省)

この話はうっすら聞いてはいましたが、婚姻届のデフォルト値が夫側の姓になってる訳でもないのに、不思議な割合だなあと改めて感じました。

ちなみに、自分は長男でしたし、この4%に入ることになるとは思っていなかったため、婚姻届提出直前まで正直かなりの葛藤があったので、不安がなかったかというとそうでもなかったです。

(余談ですが、ハンドルネームのCkRealのReal部分は名字と大阪のセットで使っていたぐらい、それなりに名字に愛着はありました^^)

ただ、最近はビジネスネームと本名が異なることで、「真名が知りたいか。ふっ、それは教えられんな」という若干厨二病な返しをすることができることに気づいたので、色々考えた結果でしたが、何とか楽しむことができているなと思います。

一応、ハネムーンで行ったモルディブの写真を貼っておきます。

モルディブ

身内の不幸

今年は祖母、一昨年に従兄弟、と身内が亡くなることが多く、40歳前後あたりから「自分の仕事ってなんだろう?」という気持ちがより強くなりました。

ここ数年で祖父が両方亡くなったのですが、母方の祖父が亡くなったときはre:Inventのフライト直前で葬式に参列できずで、家族の急変時にもう少し近いところにいたいと感じる機会がありました。 また、父方の祖父が亡くなったとき、大工だった祖父の顧客が葬式に参列してくれて、「素敵な家を立ててくれて、本当にありがとうございました」という声を聞いて、今の自分の仕事について考えるきっかけになりました。

サーバーを作ったり、システムを作ったりするのはもう10年以上やっているけど、いずれはリプレースされるもので、自分の死後も続くような事業の創出などはできていないなと思い、今後は事業の企画段階から何かしら関わっていきたいなと思っています。

コロナ罹患

6月に罹患。熱自体は3日程度で治まりましたが、咳が約2ヶ月近く続きました。 5類に移行した後に罹患したので、濃厚接触者追跡などはかなり簡素化されていましたが、症状はインフルエンザよりも大分重かったので、流石に二度は罹患したくはないなと思いました…

最近の活動について

Github

Github上で自分のこの一年の活動をふりかえってみたら、どのようなことをやっていたかを思い出すきっかけになったので、この画像をベースにふりかえってみます。

転職直後(8月-12月)

担当するGitリポジトリが全くない状態での転職はかなり久々(10年以上ぶり?)でした。

そのため、事業をグロースさせる中で、そもそもどのようなシステムを必要としているのかを各種キャンバス類(バリュープロポジションキャンバス、リーンキャンバスなど)で整理しつつ、社内での情報収集を行いました。

新規事業検討中のプロジェクトで、新規参画者がOODAループを回してみたときのふりかえり - DevelopersIO

社内で企画案についてのヒアリングをこの辺りで行っていたので、人材業界の大まかな数値感などはこの辺りで掴んでいたと思います。

この時期に参考にしていた書籍&サイト

各種キャンバス系やプロダクトのWhy,What部分を考える際、読み返していた書籍はこの辺りでした。

TypeScript,Next.jsキャッチアップ期間(1月-5月)

転職前に想定していた業務内容とは大分異なりましたが、TypeScript,Next.js,Prisma,PostgreSQLを使ったシステムを試験的に触りつつ、 この時期から勉強がてらプライベートのツールもTypeScriptで作成し始めたので、Github上での草が再び生え始めた時期になります。

プライベートの変化でも記載したのですが、ChatGPTのGPT-4が出てきた時期に、ちょうどハネムーンに行っていたので、帰国したら世界が一変していたという感じでした。

この時期に参考にしていた書籍&サイト

この時期は手を動かしながら学習を進めていたので、書籍よりもサイトを参考にしていました。

コロナ罹患(6月-7月)

6月にコロナに罹患し、一ヶ月以上咳が続いて、ほとんど集中できなかったため、この時期のコミットペースはすごく緩やかになったのが顕著に出ています。 日中でも横になったり、複雑なロジックは考えられない状態だったので、renovateのアップデート確認や軽微なリファクタリングなどを行い、極力コードからは離れないようにしていました。

エンジニア業務再開(8月-)

この辺りでVSCode,Github Copilot,ChatGPT,TypeScriptの開発に慣れてきたので、再び草が濃くなってきた時期になります。 草が濃くなった要因としては、

  1. 慣れてきた個人開発の家計簿アプリも少しコミット量が増えてきた
  2. Next.js以外のフレームワークも触っておきたくて、個人ブログをHugoからAstroに変更した

あたりで、プライベート側のコミット量も増えてきたのが大きいです。あと、GIGAZINEを見ていたら、たまたまtremorというReact用のグラフライブラリを見つけたので、その動作検証を行っていました。

いい感じのUIをサクッと作れるReact用ライブラリ「Tremor」を使ってみた - GIGAZINE

また、9月にはオフライン開催のデブサミ関西に参加したりして、関西でのエンジニアイベントも参加し始めたので、ようやく関西でのエンジニア活動も再開できつつあるなと思っています。

今後について

家庭を大事にしたくて関西に帰省したのもあって、リモートでの業務自体は継続していますが、関西での生活も大分慣れてきたので、オフラインでの関西イベントにもう少し参加してみようかなと思っています。

とはいえ、関東に出張する機会は今度もまだまだ発生しそうなので、関東にいる方は出張の際にでも改めてお会いしたいです。

以上、近況報告でした。